賃貸住宅を所有している方(地主・企業)はどこから資金調達したのか?

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テーマ:賃貸住宅建築 自己資金

 賃貸住宅を購入する時、もしくは所有する土地に賃貸住宅を建てる時に、どのように資金調達していることが多いのでしょうか。

賃貸住宅を所有している方(地主・企業)はどこから資金調達したのか?|資産活用総研 大鏡建設

上図は、最近、国土交通省が行ったアンケートを集計したものです。
 まず、主に現金で買った方は、全体の約1/4にあたる23.6%(青)もいます。預貯金、有価証券売却代金、退職金などで賃貸住宅を建てる、あるいは購入したということです。これはとても意外な結果です。また、不動産を売却して納入する方も11.5%います。
 純粋に金融機関やそれに類する企業からお金を借りて賃貸住宅を建てる(購入する)人は、なんと約1/3しかいません。これは、とても意外でした。
たとえ手持ち資金が豊富にあったとしても、それは頭金や諸経費にだけ使い、残りはすべて融資を受けるという方が多いものと思っていましたが、そうでもなさそうです。

高齢の方、将来の相続を見据えている方などは「ローンを背負いたくない、あるいは「お子さま(次の代)にローンを引き継がせたくない」というお考えの方も多いものと思います。

不動産の購入・建築は、金融機関が融資をしてくれたお金で投資ができる珍しい商品です。例えば株式や投資信託、その他伝統的な投資商品の購入では一般的に、現金が必要です。
また、融資を受けて賃貸住宅を建てる・購入した場合は、ローンの残債が負の財産となり、相続税評価額から控除することができます。
さらに、手持ち預金で家族旅行するなど、時間に投資することで、「思い出」や「体験」を得ることも出来きます。
 
融資を受けるメリットはいまのべた通りですが、いうまでもありませんが、融資を受けるとローン返済があり、収入から引かれますので、手残り現金は少なくなります。さらに融資を受けると元金の返済とともに利息が上乗せされます。
 
 どちらがいいかは、購入する方(建てる方)の考え方次第ですが、じっくり考慮して決めるとよいと思います。