大工さんの減少が続いています。
1985年には81万人、2000年には65万に、そして2015年には35万人になりました。この30年で57%程度の減少です。
民間シンクタンクの予想では2020年には30万人に、2030年には21万人になると推計されています。
勢いよく減少した大工さんの数ですが、これでも近年は減少幅に歯止めがかかっているようです。
一方で住宅着工件数もこの先減少することが予想されています。
2010年を100とすると現在はほぼ横ばい、2020年には94、2025年には85、2030年には73になります。
このように現場件数も減少するわけですが、それでも大工さんの数は足りておらず、2030年には、今よりも1.4倍の稼働率(生産性)が必要とされています。
この流れで起こるシナリオを考えてみます。
1)工事人件費の上昇に伴い、建築価格が上がる
2)海外からの移民の受け入れで不足人材を補うことで、建築価格は据え置きを目指す
3)大工ロボットの開発が進む?海外からの移民の受け入れで不足人材を補うことで、建築価格は据え置きを目指す
4)もっとネガティブなシナリオ
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