沖縄県・那覇市の40年間の基準地価の推移

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今回は、沖縄県と那覇市の基準地価の約40年間の動きについて考察してみましょう。

下図は、1976年から2018年までの沖縄県の基準地価の変動率を表したものです。

基準地価変動率推移(沖縄県)|資産活用総研 大鏡建設

1975年以降、沖縄県では観光等新たな産業が成長し、地価上昇が続きます。1970年代後半~80年代前半は、沖縄県におけるバブルともいうほどの地価上昇がみられました。その後上昇率は落ち着きますが、1992年頃までは上昇が続きます。

 本土でのバブル期に伴う地価上昇は1985年~91年頃で、年間の上昇率が30%を超える年が続きますが、同じ時期の沖縄県での上昇は5%前後、那覇市でも、5%~15%程度でした。その後、2005年頃までは地価は下落し続けます。この時期に不動産を購入した方は、ラッキーでした。
 沖縄県の地価上昇が再び始まるのは、2013年頃です。その後2018年まで6年連続で上昇、特に16年以降は全国NO1の上昇率をしめしています。
 
次に那覇市にフォーカスしてみましょう。

下図は、1976年~2018年までの那覇市の基準地価の増減率を示したものです。

基準地価変動率推移(那覇市)|資産活用総研 大鏡建設

沖縄県のグラフに比べていくつか特徴があります。

 1980年代後半のバブル期の上昇傾向が沖縄県でのグラフに比べてはっきり分かります。那覇の地価の動きはかなり東京に似ています。また、ミニバブル期2005年~08年の上昇もハッキリと見えます。
 さらに沖縄県のグラフでも見られた、2013年頃の上昇の勢いは、那覇市にフォーカスすると、さらに上昇角度は大きくなって、那覇市はいま相当、不動産市況がいい状況が続いています。