最新データ分析 沖縄県における賃貸住宅着工数はどのくらい増えているのか?

shisan_2017b.jpg

今年もあとわずかとなりました。今年の賃貸住宅建設状況を振り返ってみましょう。
 
図3

沖縄県 貸家着工戸数の推移|資産活用総研 大鏡建設

図3は、2016年と2017年(12月半ば時点の最新データは10月まで)の月別の賃貸住宅建築数の推移です。

昨年2016年は一昨年に比べて賃貸住宅(貸家)の建設数は増えました。
 
グラフをぱっと見ると、だいたい同じくらいかなという印象ですが、今年の方がわずかにいいペースで推移しています。このペースで、11月12月分を加味して年間計を予測すると、11420戸となり、11135戸だった昨年をわずかですが、上回ります。

図4

2017年沖縄県貸家着工戸数の推移|資産活用総研 大鏡建設

図4は、前年同月対比で比較したものです。

3月、7月など、前年を大きく上回った月があるのが目を引きます。昨年は12月に大きく数が増えましたので、もしも今年も昨年のように、12月に大幅増となれば、先に示した年間計予測を大きく上回ることになります。

図5

沖縄県 貸家着工戸数の推移|資産活用総研 大鏡建設

図5は、1988年から現在までの賃貸住宅(貸家)の着工数の推移です。

2000年代前半に大きな波があり、一気に増えています。このころは、本島だけでなく、離島でも賃貸住宅建設が進みました。
その後、2007年~2012年までは低迷期になり、現在の6割程度しか建設されていません。

2013年以降は、毎年1万戸以上の賃貸住宅が建てられており、好調をキープしています。

しばらくは、この傾向が続くものと思います。