2005年ごろから日本の総人口は横ばい期を迎え、近年では日本の人口は減少基調となっています。
今後約50年間の年齢層別人口の予測を見てみましょう
図1
0~14歳の若年層 (幼児~学生)
15~64歳の生産年齢者 (主に、働いている)
65歳~ 高齢者 (主に、定年後リタイア生活)
ここでは、上記の3つの区分で分けています。
若年層と生産者は、今後50年間一貫して減少していきます。こうした生産者の減少が少しでも止まらないと、現在の年金制度は持たないと思います。
高齢者数は、いまから25年後の2042~44年あたりにピークが来ます。第二次ベビーブームの方々が後期高齢者「75歳以上」になり始めるころです。しかし、その後は、高齢者数も減少し始めます。予測では、2065年高齢者数は、現在とほぼ同数です。高齢数はこれから約15年間は増えますが、その後は減少基調になり、このころから日本の総人口の減少スピードは加速していきます。
一方、沖縄県ではどうでしょう。
沖縄県においては、2035年ごろまで人口は増加します。
また出生率も全国一高い状態がつづいています。
しばらくは、こうした将来人口に対するネガティブな見解は出てこないと思いますが、出生率の低下懸念は出始めているので、気になるところです。
図2
図2は、県内主要市の2040年までの人口の予測です。
圧倒的に人口が増えていくのは、開発が著しい豊見城市です。
まっすぐ右肩上がりで、2040年には2015年対比で+16%となっています。
2015年→2040年で増えるのは、浦添市と糸満市と石垣市、ほぼ横ばいは、うるま市、沖縄市、宜野湾市の中部エリアです。
名護市も-3%強なので、横ばいに入れていいのかもしれません。
一方、この25年で人口減少が見込まれているのは、那覇市、南城市、宮古島市 です。
このように、沖縄県の将来人口は、県全体ではこれから約20年増え続けますが、エリアによって増減格差があるようです。