総務省から7月24日に、住民基本台帳に基づく2024年1月1日時点の人口動態調査が発表されました。
最新の全国の人口動態
日本の総人口(外国人を含む)は1億2488万人で前年より53万人減少しました。日本の人口のピークは2009年で、以降15年連続しての減少となります。
これを日本人に限れば、1億2156万人で、昨年(1億2242万3038人)より、86万1237人(-0.7%)減りました。減少数は、42.8万人、61.9万人、80.0万人、86.1万人増え続けており、1968年(昭和43年)の調査開始以降最大となりました。
その一方で、外国人の人口は増えており、前年比で11.01%増の332万3374人と初めて300万人の大台を突破しました。外国人の流入により、人口減少のスピードが多少、緩和されているという状況となっています。
人口の増減は、社会増減と自然増減に大別されますが、このうち自然増減をみると、日本人自然増減数は-85万360人で前年の-79万3324人から大きく増加し、16年連続の拡大で、調査開始以来最大となりました。47都道府県で全てマイナスとなっています。
23年1年間の日本人の出生数は72万9367人(前年は77万1801人)となり、1979年の調査開始以来最少、一方死亡者数は157万9727人(前年は156万5125人)で、こちらは調査開始以来最多となりました。人口ボリュームゾーン世代の死去が増え、その一方で急激な少子化状況がわかります。
沖縄県の状況
沖縄県の人口(総数は)148万5669人、都道府県別でみれば、25番目となります。これを日本人に限れば146万770人(+0.14%)で、全国47都道府県では、東京都と沖縄県だけがプラスとなっています。沖縄県の自然増減をみれば、-2525人(前年比-0.17%)で、昨年に引き続きマイナスとなりました。
最新の世帯数の動向については、次稿でお伝えします。