沖縄県内で増えると予想される医療施設の建築について

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 医療施設には、総合病院、クリニック、介護施設などありますが、沖縄県においても今後は高齢化がさらに進むことは確実ということもあって、新設・建て替え・増床などが今度増えるでしょう。

病院建て替えなどの理由

 医療法人が病院など医療施設を建て替え、増築・新築する理由・タイミングとしては、既存施設の老朽化があげられます。また、対応医療の拡大、そして例えば高齢者向けサービスを始める、といった事業を拡大するときにも建築は行われます。同様に、収益性や生産性を上げるために、医療施設を集約しよう等を検討するタイミング、また、既存施設が手狭となり新病棟の建築を検討する、といったことなど主な理由でしょう。

 このような現実的な要因に加えて、今後は別の要因(目的)で医療施設の新築・建て替え・改装などが増える可能性があります。

医療業界の働き方改革

 その要因の1つが、医療業界において、2024年4月から導入される「働き方改革」です。
 振り返れば、「2019年4月に「働き方改革関連法案」が施行され、我が国において「労働環境の抜本的な改革」が推進されています。働き方改革は、長時間労働の是正、正社員非正規雇用間における公正かつ公平な待遇、女性の社会進出の促進、高齢者の定年後の就業促進などがその柱となっています。しかし、建設関連、ドライバー、医師など特定の仕事においては、施行まで5年間の猶予が与えられました。この猶予期間が2024年3月末に期限を迎えます。

 いずれも、過剰な時間外労働を抑止するために、時間外労働時間に上限が設けられます。たとえば、医療業界においては、一般の診療従事勤務医であるすべての医師において、時間外労働の上限が年間960時間以下、月間では100時間未満となり、これには休日労働も含まれます(ここでは割愛しますが、詳細な規定あり)。

 1人当たりの労働時間に制限がかかりますので、現行の運営を維持するのが難しくなる医療機関が増えることも予想され、ただでさえ人手不足と言われる医療業界ですが、いっそう拍車がかかりそうです。

 こうしたことから、労働環境に変化におこる可能性が高くなっています。具体的には「賃金の上昇」と「働く環境(=医療施設)の改善」が進むと思われます。とくに、快適な環境=快適な医療施設を提供することで人材募集をスムーズに行うことが求められるようになるでしょう。

快適な職場環境

 医療業界の労働環境改善は、人材不足に伴う人員確保、採用力強化という観点からだけでなく、近年話題となっている「人的資本経営」の観点からも求めています。人的資本経営とは、人的資本を通じて価値創造・企業価値向上を目指すために投資を行うことで、企業より積極的に人材周辺への投資を推進しています。また、上場企業では23年3月期決算から、「人的資本情報開示」が義務化され、ステークホルダーに対してどれくらい人的資本経営を行っているか具体的に示すことが求められます。その潮流は中堅、ベンチャー、上場目指す企業へと広まっています。その中でのベーシックな取り組みが、「働く場の環境改善」です。

 もちろん、医療施設には多くの患者さまが連日訪れますが、その方々にとっても「心地よい環境での診療」は、大いに好感を持たれることにもつながることでしょう。

医療関係施設の建築は土地情報がスタート

 医療施設の建築では、様々な観点からの建築に相応しい土地情報を集めることからスタートします。大鏡建設では県内の売買土地、賃借用土地情報を多く保有していますので、ご興味のある方は、相談するとよいでしょう。

 医療施設の建築は、建築のノウハウももちろん大切ですが、「まず適した土地があること」が求められます。ここでいう、「適した土地」とは、1)希望する広さの建物が建つ広さか、そして重要なこととして、2)様々な理由から希望するエリアにある土地か ということの2点は必須項目となります。

 大鏡建設では、自社に集まってくる土地情報だけでなく、提携不動産会社からの情報などあらゆる方面からの医療施設適地情報を保有しており、医療法人の方のご要望に応える体制となっています。