回復が鮮明に!沖縄県における23年の路線価の状況

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 ここでは、沖縄県における23年分の路線価の状況を見てみましょう。

路線価は国税庁から発表されます。そのため「最高地点」については、例えば、公示地価や基準地価のように、「市内最高地点」というような「市内」という区切りではなく、「税務署の管轄範囲」での区切りとなります。また、納税の算定基準のための地価なので、「域内平均」で動向をみるよりも、「管轄域内での最高地点の路線価の動向」を見るのが一般的です。

管轄域内最高路線価地点でみる沖縄県の路線価の状況

 沖縄県(=沖縄県国税事務所管内)には、那覇、北那覇、名護、沖縄、石垣、宮古6つの税務署があります。6つの税務署管轄域内における最高路線価地点はいずれも上昇し、このうち宮古管轄圏内以外、5つの税務署管轄域内の最高地点における路線価は、前年の上昇率を上回りました。

 最高路線価地点のトップは、北谷町美浜の地点(+4.4%)、つづいて宮古市平良西里の地点で(+4.3%)となっています(当地点は、宮古島では上昇率が16%を超える地点もあったようで、観光需要の回復とともに、投資熱も相変わらず凄まじい状況です。

 県庁所在地管轄(=那覇管轄)の最高路線価地点は、久茂地3丁目国際通りにある地点でプラス2.1%となりました。
 この那覇市の最高路線価地点の変動率の推移は、下図のようになります。

回復が鮮明に!沖縄県における23年の路線価の状況|資産活用総研 大鏡建設

 2019年、20年あたりは、全国トップの驚異の伸びを示していましたが、コロナ禍の影響を強く受け、一転21年(マイナス1.4%)、22年(マイナス0.7%)は、連続してマイナスとなりました。そして、今年23年分の路線価で、3年ぶりのプラスになったことになります。

 24年の県内の路線価(管轄内最高価格地点)は、ほぼ間違いなく今年の伸びを上回る伸びを示すでしょう。