総務省より発表された最新の人口動態調査によれば、沖縄県の人口は 148万5670人で、前年よりも0.01%増えました。沖縄県は2022年対2021年比で唯一人口が増えている県でした。世帯数は68万4209世帯となりました。沖縄県の人口、世帯数とも調査開始以来ずっと増え続けています。
沖縄県人口動態の詳細分析
沖縄県は唯一人口が増えた都道府県です、とお伝えしましたが、増えた人数は186人と極わずかでした。日本人だけでは、対前年増加数は1,478人(前年比+0.10%)でしたが、 沖縄県に住む外国人が1292人減り(18,064人(前年比マイナス6.67%))ったのが大きな要因でしょう。
別稿でお伝えしましたが、人口が増減する要因は、自然増減と社会増減に分かれます。沖縄県の人口動態では、自然増は前年比+0.07%、社会増は同-0.06%、トータル+0.01%となったわけです。自然増減でプラスとなっているのは、沖縄県だけです。
沖縄県における2018年~2022年の各年対2017年の人口増減率をみると、全てプラスになっています。2018年比で0.99%のプラスで、これは東京都(+1.79%)に次いで2番目に増えています。ちなみに、秋田県では、この5年で人口が7.09%減っています。
沖縄県における世帯数の状況
沖縄県の世帯数は68万4209世帯で、毎年増え続けています。また、1世帯当たりの構成人員は2.17人で前年は2.20人でしたが、こちらは調査開始以来減り続けています。
県内の地域別の状況
市町村別にみると、沖縄県における人口増加率のトップは南城市で+1.45%、社会増が+1.49%でしたので、転入者が多かったことがわかります。
日本で最も人口が多い村である読谷村は社会増が0.41と今年はあまり増えませんでした。宿泊・観光系の産業が盛んな当地では勤務する方の転入が増えていましたが、21年はやはり新型コロナウイルスの影響が大きく出たようです。